築25年の中古一戸建てを費用1000万超えリノベーションし、個人ブログを運営している5nahome(コナホーム)です!
今や珪藻土を使ったアイテムって、様々ありますよね。
塗り壁材として以外にも、バスマットやドライングボード、コースター、包丁スタンド等など、生活に関わる機能的なアイテムによく使われています。
自然素材で機能的でもある点から人気が高いのだと思いますが、我が家では、リノベーションで珪藻土の塗り壁(内装)を採用したので、今回はその点についてブログでご紹介していきたいと思います。
目次
そもそも珪藻土とは?
どのような原料で出来ているのか、簡単に説明したいと思います。
珪藻土とは『植物プランクトンの死骸 = 藻』が化石になったもので、スポンジのように点々と穴が空いた土を指すようです。
つまり珪藻土自体は、完全天然の素材となっています。
※実際には珪藻土だけでは塗り壁としては成立せず、炭酸カルシウムやゼオライト等を混ぜたりします
※安い珪藻土の塗り壁は、混ぜ物としてケミカルな物を混ぜたり、珪藻土の含有量が少なかったりするので注意が必要です
いずれにしても、珪藻土は調湿効果や脱臭・消臭効果があり、いわば加湿器と除湿機が付いたハイブリッドな天然の空気清浄機のような効果・メリットがあるんです。
壁紙クロスではなく、珪藻土の塗り壁を採用した理由
夫婦ともに割とアレルギー体質で、乾燥肌で、冬の時期には喉の潤いも気になり、湿度も気になる為です。後は子どもの事も考えて。
新建材などケミカルな物は極力使わず、自然素材を活かした家にしたくて、普通の壁紙じゃなくて、珪藻土を採用しました。
現在主流の壁紙って、紙クロスではなくビニールクロス(壁紙)ですよね。特に戸建建売などは、費用削減のためそういう傾向にあると思います。
しかし、よくよく考えてみると『ビニール』の壁紙って、その言葉通りに、家がビニールで覆われているような感じがして違和感があります。
実際に湿気を吸放湿する事は出来ず、コストの安い建材だけあり添加物も多分に含まれており、それらがシックハウスやアレルギーにも繋がります。
我が家では、リフォーム費用削減の観点から家中全てを珪藻土にした訳ではありませんが、それでもビニールクロスは採用せず、珪藻土以外の箇所には紙クロスを採用しました。
珪藻土自体のメリットは様々ありますが、次項では、我が家が実際に住んで感じたメリットをお伝えしたいと思います。
実際住んで感じた珪藻土壁のメリット
メリット1:調湿効果
リビング等の空間が、カラッと気持ち良い
正直な所、台風や雨の多い時期を経験して感じたのは、全くジメジメしないという訳ではないという事。
しかし、珪藻土の調湿効果のおかげか、家や部屋に入った際に違いは感じます。
また、リフォーム中も度々現場に訪れましたが、以前の家は賃貸アパートでビニール壁紙やクッションフロア等の新建材の影響もありジメジメとしていましたが、珪藻土が塗られた現場に行くとそれよりは全然ジメジメとした印象はありませんでした。
寝室にて、寝起きの気持ちよさ
費用削減の観点から、リフォームは1Fを中心に行い、各居室のある2Fはあまり行いませんでした。
しかし、『2F寝室』に限っては寝ている時間も含めると過ごす時間が長いので、快適で健康的な空間にしたいと考え、珪藻土の壁を採用しました。
実際暮らしてみると、寝る前に入室するとクリーンな感じがあるし、朝起きても湿度が保たれているからか喉が痛いということはほとんどありません。
寝る前には喉の保湿のためにマヌカハニーをなめていますが、それを忘れた場合でも、調湿効果のおかげか喉は痛くありません。
ベッドに横たわってからマヌカハニーをなめ忘れたことに気づいても「まぁいっか!」となってしまうのはデメリットでしょうか(笑)
部屋干しで、洗濯物が乾きやすい
我が家は室内干しスペースを設けています。
ホスクリーンという金具を天井に取り付け、そこに物干し竿を通して部屋干ししているので、外に干すくらいの量は普通に干します。
狭い空間に大量に洗濯物を干した場合、普通なら湿度が上がって中々乾きづらいですが、そんな状況でも珪藻土の調湿効果のおかげで乾くスピードが早いと実感しています✨
メリット2:脱臭・消臭効果
トイレが臭わない
珪藻土のメリットの一つに脱臭・消臭効果が挙げられますが、改めて考えてみると、この家に来てからトイレの嫌なニオイはほとんど感じていません。
トイレが入るたびに新鮮な感じがします😊
室内干しの生乾き臭がしない
先程述べた洗濯物が乾きやすいという点の影響もしているからか、洗濯物独特のジメジメとした生乾きの匂いが全然しません!
メリット3:塗りのデザインがおしゃれ
左官業者さんの腕次第ですが、塗り壁の場合、様々な塗りパターン(模様)を付ける事が可能です。
我が家はベーシックなラフな仕上げにしてもらいましたが、ふと壁に目をやった時に、おしゃれな感じにとても満足感があります!
メリット4:照明がおしゃれに映える
珪藻土の塗り壁は、左官職人による手作業で作り出される為、その仕上がりは手作り感のある温もりのある印象となります。
そしてそこに照らし出される照明の光も、おしゃれな印象となります。
おそらく珪藻土の凹凸に対して、光の反射や陰影が影響し、そのおかげで光が平坦ではなく立体的に映えるんだと思います。
ブラケットライト(壁掛け照明)と珪藻土の相性って、とても良いと実感しています🎵
珪藻土の塗り壁のデメリット
デメリット1:リフォームでは、均等で綺麗な仕上げが難しい場合も
我が家の事例ですが、当初の計画では、塗りパターンはフラットな仕上げにする予定でした。
しかし、築25年の中古戸建のため建物自体の歪みがある事で断念しました。
ほんの僅かな歪みでしたが、フラットな仕上げが出来ないとリフォーム業者に言われ、ラフな仕上がりにしてもらいました。
デメリット2:粉となり落ちる可能性も
手で擦ったり衣服が当たった程度では粉は付きません。
しかし、爪先で引っ掻いたりする事で粉が付いたりします。でもそれって、普通の壁紙なんかも同じで、むしろ逆に取り返しがつかない感じになってしまいかねません。
以前住んでいた賃貸アパートでは、2歳児の我が子がビニールクロスをガリガリと破いていました😅
デメリット3:新築やリフォーム問わず、費用が高い
左官業者の工賃が高いのと、材料費がクロス等と比べると非常に高いです。
ケミカルな混ぜ物が少ない珪藻土であったり、よりこだわった混ぜ物を入れている珪藻土ほど費用も高くなります。
我が家はリフォーム組みで、新築ではありませんが、普通のクロスよりも費用はかなり高く掛かりました。
我が家の珪藻土リフォーム価格費用
実際のリフォーム費用
【約120㎡ = 約45万】
我が家が、珪藻土の塗り壁を採用した箇所を挙げると、
- 1Fトイレ
- 22畳リビングダイニングキッチン
- パントリー 兼 物干しスペース
- 洗面所
- 2F寝室
上記の通りとなっており、壁面のみが珪藻土となっております。
珪藻土と紙クロスのリフォーム費用は2倍違った
天井および居室以外には『紙クロス』を採用しました。
珪藻土と紙クロスの費用を比較してみると、おおよそ『2倍程度』も価格が異なりました。
まとめ:珪藻土の塗り壁で後悔や失敗などは無し!
今回は『【珪藻土の塗り壁】内装リフォームで採用した理由と暮らして感じたメリットや費用等!』という内容のブログ記事でした。
珪藻土を採用するかどうかは、費用面で考えると、リフォームでも新築(注文住宅)でも高額で悩ましいかと思います。
実際に我が家も、本当は全てを珪藻土の塗り壁にしたかったのですが、費用削減の観点から諦め、生活スペースに限定しました。
※玄関や廊下、階段などに珪藻土ではなく紙クロスを採用
費用は確かに掛かりましたが、後悔や失敗した等とは感じておらず、妥協しなくて良かったなと本当に感じています😊
珪藻土以外にも、こだわったリフォーム内容を↓の記事で見れます🎵